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設立挨拶

清水会長

世界を取り巻く経済環境や社会環境は、益々不透明感を増しつつあり、日本も同様の混沌の時代を迎えつつあります。サブプライムローンの破綻を契機に、欧米の金融不安が高まり、日本においても金融機関の貸出が抑制気味に推移しています。そのため、不動産、建設業等の企業倒産も相次いでいます。また、サブプライムローンも含めた各種債権等の金融商品に向かっていた投資資金等が石油やトウモロコシ、小麦等の穀物に向かい、結果として生活用品全般の値上がりも著しくなっています。

日本の国内事情に目を転じますと、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡などの都市圏を除いた地域では、従来から都市に比べ経済的な格差が拡大すると言われる状況にありました。民間設備投資もそれほど活発でなく、さらに公共事業の縮小傾向は相変わらずです。このような状況に加え、冒頭にお示しした世界経済の変調と物価高騰の影響が加わると、ますます地域活力が失われる可能性が高くなります。さらに、現在の地域問題は、地域内での創意工夫や難局打開のための内発的な活力も減退しつつあるのではないかというより深刻な問題へと繋がる可能性すら窺えます。

このような状況の中で、今回新たな特定非営利活動法人地域活性化支援機構が発足しました。この特定非営利法人は、全国での地域内での創意工夫や、難局打開のための様々な知恵などの支援を通じて、地域の人々と一体となって内発的な活力の活性化を実現し、その結果として、各種投資等の誘導に繋げる中心的な役割も果たすことを目指しています。

当面は、地域内での大きな課題である農業活性化、まちづくり、環境を3本柱として、地域を支援する体制を整えて皆様の期待に応えていきたいと思います。何卒、地域の皆様には、特定非営利活動法人地域活性化支援機構を活用していただくとともに、当法人の趣旨に賛同する方々の暖かいご支援を頂ければ幸いです。



平成20年 8 月18日